うたた寝できる理容室
「お」と「ご」の使い分け
ていねいに表現しようとして、すべての名詞に「お」「ご」をつけると、変な日本語になってしまいます。
この「お」「ご」の付け方にもルールがあります。
(1) 相手に係わることに敬意を表す
☆動作・・・お出かけ、お戻り、お話、ご出席
☆状態・・・お元気、お美しい、ご病気
☆物・・・お洋服、お荷物、ご住所
☆家族・・・お子さん、お嬢さん、ご尊父
☆からだ・・・お口、お手、お耳
☆相手に対する自分の動作・・・お礼、ご説明
(2) 慣用的に用いる
ごはん、お盆、ごちそう、ご覧になる、おはようございます、お酒、おでん
(3) 「お」と「ご」の付け方
☆「お」は訓読みに・・・お手紙、お答え
☆「ご」は音読みに・・・ご心配、ご回答
☆例外・・・お返事、お電話、お天気、お時間
(4) つけないと意味が変わる言葉
☆ご多分=ほかの多くの例/多分=おそらく
☆おめがね=人を判定する/めがね=眼鏡
☆ご破算=ゼロに戻す/破産=財産をなくす
(5) 「お」「ご」をつけない
☆公共物・・・学校、市役所、電車、会議室
☆動植物・・・犬、ねこ、バラ
☆外来語・・・トイレ、ビール、コーヒー
☆「あ」「お」で始まる言葉・・・頭、応接室
☆自然現象・・・地震、雨、風